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〜 具足櫓 〜
甲冑・鎧・兜・具足・
戦国武将フィギュアのページ
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【キット内容】
SEIL MODELS 製 の「SAMURAI MOMOYAMA PERIOD LATE 16TH CENT(90mm)」です。
材質はホワイトメタルで、東京国立博物館所蔵の甲冑(2)がモデルのようです。 胴の背中には「円に心」の置上げまでしっかりと再現されています。 パッケージ写真では後方の幟(のぼり)に、1575年の長篠の合戦で戦死したとされる武田家家臣(たけだけかしん)の原昌胤(はらまさたね)の名前が見えますが、その理由は分かりません。
【兜】
実際の兜の側面には脇立を付けていたと思われる角本があります。 長さのある一本の角本から想像するに、立物は何か角(つの)の様な長い物だったのではないかと思いました。 ただし今回は個人的な好みで鍬形にしてみようと思います。 また前立の角本も太くしっかりしている点から、こちらも大きな立物が付いていた感じがします。 今回は脇立の割立物と前立をセットにして、全体で三鍬形を表すように三鈷剣にしてみたいと思います。 兜の下に髪の毛を追加します。
【面具】
特に改造は加えません。
【胴】
合当理が胴と一体の作りになっていますので削り取り、新たに作った合当理を取り付けます。 受筒で朱塗の物はあまり見かけたことが無いのですが、今回は合当理も含めて胴の色に合わせて朱塗としてみます。 肩上の高紐を修正し、杏葉の形状も修正します。 高紐は資料不足で詳細が分かりませんでしたので、一部は想像です。 また、小鰭には洲浜形の座盤と篠があるようなのですが、こちらも詳細な資料が無かったので想像で作ってみます。 胴の左側に蝶番(ちょうつがい)を再現します。
【腕】
組み付けた時に草摺と干渉する部分があったので修正し、手首の所にある紐(ひも)らしきものは削り取ります。
【足】
実物は家地が白倫子の踏込佩楯なのですが、佩楯の裏面の資料がなかったので、あくまでも想像で千切り踏込にします。 臑当は立挙とホ具摺以外は家地が付いていない形式のようなのでその様にし、下に脛巾を付けた上に臑当を装着していると言う想定にします。
【その他】
キットには幟(のぼり)を作るための鉛板(なまりいた)が入っていましたが、今回は幟(のぼり)の製作は省略し、その代わりに背中の受筒と自身指物を新たに製作してみようと思います。 指物は当初、天風を自作したのですが、完成後に正面から見ると脇立の鍬形と天風の同じような形が重なって、見た目が良くなかったので改めて繰半月で作り直してみました。 腰の打刀は天神差しにして位置を修正し、脇差には鍔をつけます。
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▼ 完成品 ▼
【製作後記】
面頬の垂は胴の上に出した方が良かったかもしれません。 塗装の段階で佩楯の座盤や鎖(くさり)のモールドが実物と違っていることに気が付きましたが、修正するのが手間だったのでそのまま作ることにしました。 籠手の鎖(くさり)の様子が良く分からず適当になってしまいました。 後から気が付きましたが、腰の打刀と脇差はやや長すぎた感じがします。 両手が空いていますので、槍(やり)や軍配など、何か持たせれば良かったかもしれません。
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