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〜 具足櫓 〜
甲冑・鎧・兜・具足・
戦国武将フィギュアのページ
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【キット内容】
MODELKASTEN 製 の「鉄砲侍 蛭子八郎太(1/35)」です。 材質はプラスチック製で1/35スケール、月刊モデルグラフィックス誌への掲載用に宮崎駿氏が描いた架空の侍をモデル化したものです。 メーカーの解説ページには「騎馬鉄砲隊の侍」とも書かれていましたが、馬は付いていません。 また、手にした火縄銃も馬上筒ではなく大筒のようです。 1/35なので小さく感じますが、実際の甲冑を参考に「リアルタイプ 蛭子八郎太」を目指して改造してみたいと思います。
【兜】
シコロを日根野ジコロにし、打眉を修正します。 前立は朱漆塗りの盃(さかずき)のようですが、単純な日輪(にちりん=太陽)に作り直します。 兜の下には束(たば)ねた髪の毛が再現されていますので今回はそれを利用します。
【面具】
垂が付いていない面頬と喉輪の組み合わせなのかもしれませんが、顔の向きと胴にある喉輪のようなモールドが別々になっているのが気になりますので、面頬に垂を追加することとし、胴にあるモールドは切り取ります。
【胴】
切り取った胸板部分を作り直すついでに胴を仏胴にしてみます。 もっとも宮崎氏の想定である1560年代には仏胴はまだなかった可能性が高そうですが。 草摺は通常と変わった形式が何となく宮崎駿氏の描く甲冑の雰囲気に合いそうなので、水野勝成(みずのかつなり)の仏胴のものを参考に改造してみます。 この草摺は板札を家地に縫い付けて段々と下に重ねていると思われる変わった形式となっています。
【腕】
籠手の座盤や手甲の形状・位置を修正し、手首の緒も追加して瓢籠手にします。 小鰭を削って小さくします。 右手は火縄銃を握っている状態に改造し、左手にはカルカを持たせます。 袖は着けません。
【足】
佩楯の形状を修正し、臑当にはホ具摺を追加します。
【その他】
追加した面頬の垂と肩上が干渉する事が分かったので首の取付位置を上げ、首元に着物を造形します。 襟廻、合当理、受筒の形状を修正します。 打飼袋以外の腰の備品は整理します。 大筒の形状を修正し、現代の火縄銃の演武(えんぶ)を参考にして左腕に火縄を追加してみます。 口薬入れ、火薬入れ、予備のカルカも追加します。 火縄は火挟に取り付け、切った状態の火蓋も作ります。 刀は天神差しにします。
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▼ 完成品 ▼
【製作後記】
自作したシコロが不格好でした。 刀を天神差しにしたことで、いくつか干渉部分が発生して取り付けがかなり強引になってしまいました。 背中の旗指物も新しく作ろうと思ったのですが、折角なので宮崎駿氏の意匠(いしょう=デザイン)をそのまま使わせて頂きました。 火挟が下りているので発射の瞬間かとも思いますが、引き金から離れた所に右手を作ってしまったのは失敗でした。 大分、背中が反り返った姿勢になってしまいました。 月刊モデルグラフィックス誌への掲載の方はまだ実現されていないようで、どうやら無期限停止状態のようで残念です。
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