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〜 具足櫓 〜
甲冑・鎧・兜・具足・
戦国武将フィギュアのページ
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【キット内容】
ANDREA MINIATURES 製の「SAMURAI ARCHER 1300(54mm)」です。
材質はホワイトメタルで、大鎧を着用して弓(ゆみ)を曳(ひ)く武将をモデル化しています。 札や総角の紐(ひも)の様子など、細かな部分まで良く作りこまれていると思います。 キットの時代設定が1300年(鎌倉時代末期)となっていますので、今回は日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)にある国宝の白糸威鎧(しろいとおどしよろい)を参考にして少し修正を加えてみたいと思います。
【兜】
キットは筋兜に笠ジコロとなっていますが、末期とは言え鎌倉時代であることを考えると星兜に普通のシコロの方が良いのではないかと思いましたのでそのようにします。 同様に前立も三鍬形から鍬形に変更します。 この時代は左右二個所ずつ、計四個所に響の孔がありますので、そこから出る兜の緒を再現します。 また平安時代とは異なり烏帽子を天辺の穴から出すことはしません。 兜の下に解(と)いた状態の髪の毛を追加します。
【面具】
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【胴】
脇楯を固定するための紐(ひも)を追加します。
【腕】
篠付きの籠手を付けていますが、こちらは鯰籠手の片籠手へと修正します。 また、大袖には笄金物を付けます。
【足】
立挙の付いた筒臑当を着用していますが、この時代はまだ立挙のない方が良いと思いますので修正し、上下結も少し古風に千鳥掛へと変更してみます。 足には貫を履(は)かせます。
【その他】
顔に口髭(くちひげ)をつけます。 右手の指四本を弦(つる)にかけて弓を曳(ひ)いていますが、この曳(ひ)き方が用いられていたかどうかはっきりと分からなかったので、弓道(きゅうどう)を参考にして修正します。 三立羽の矢を新たに製作し、同時に弓も作り直します。
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▼ 完成品 ▼
【製作後記】
威糸が細かく表現されているだけに塗るのが大変で、仕上がりがかなり雑になってしまいました。 耳糸と畦目には模様をつけて他の威糸と区別してみたのですが、違いはほとんど分かりません。 後から気が付いたのですが籠手の座盤の切り欠きの向きが逆になっていました。 また兜の忍緒はキットのまま顎(あご)の前を通して結ぶ方式にしたのですが、この時代だと顎(あご)の下で結ぶ方式にし、色も赤にすべきでした。 臑当は千鳥掛にしたものの、結び方に関する詳しい資料が無かったので適当になってしまいました。
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