甲冑 鎧 兜 具足を紹介するサイト

Gem of a Japanese Samurai Armor / Armour / Tosei Gusoku / Yoroi Kabuto.


甲冑の画像

甲冑画像 No.1

甲冑画像 No.2

甲冑画像 No.3

甲冑画像 No.4

甲冑画像 No.5

甲冑画像 No.6

甲冑画像 No.7

甲冑画像 No.8

甲冑画像 No.9

甲冑画像 No.10

甲冑画像 No.11

甲冑画像 No.12

甲冑画像 No.13

甲冑画像 No.14

甲冑画像 No.15

甲冑画像 No.16

甲冑画像 No.17

甲冑画像 No.18

甲冑画像 No.19

その他の武具、軍装品

他武具 No.1

他武具 No.2

他武具 No.3

他武具 No.4

他武具 No.5

他武具 No.6

他武具 No.7

他武具 No.8

他武具 No.9

足軽シリーズ

足軽胴 No.1

足軽胴 No.2

甲冑の知識

具足構成

用語辞典

甲冑紀行

展示情報

書籍紹介

甲冑の話題

武将フィギュア

甲冑随想

リンク集



甲冑 鎧 兜 具足を紹介するサイト

〜 具足櫓 〜

甲冑・鎧・兜・具足・
戦国武将フィギュアのページ

本ページの文章・画像を許可なく
転載・複製・引用・加工する
ことは一切禁止いたします。

© All rights reserved.


ここでは「甲冑画像」のコーナーで紹介している甲冑の中から、個人的に好きな甲冑を選んでご紹介させて頂きます。

許可なく画像・文章を転載、複製、引用、加工する事は禁止します。


甲冑 鎧 兜 当世具足の逸品


● 肩脱二枚胴具足(かたぬぎにまいどうぐそく)  東京国立博物館蔵

兜は頭形兜に熊毛(くまげ)を張った総髪で、肉色塗眉庇見上皺打眉が施されています。
面頬籠手肉色塗にされています。
二枚胴で、前胴・後胴の左端から下部にかけて金小札を紅(くれない)・萌葱・紺・白・紫の糸を使った色々威とし、前胴の残りには肋骨(あばら)・乳房(ちぶさ)を、後胴の残りには肩甲骨(けんこうこつ)・肋骨(あばら)・背骨(せぼね)をそれぞれ打出し肉色塗とし、裸体(らたい)を表現したいわゆる肩脱胴です。
は左手側が金小札色々威、右手側が肉色塗小札薄茶色と思われる糸でしており、右肩側があくまでも素肌(すはだ)に見えるようにした凝(こ)った意匠(いしょう=デザイン)です。
元はいずれかの子爵家(ししゃくけ)が所蔵していた甲冑のようです。

これとほぼ同じ意匠(いしょう=デザイン)の甲冑が松坂屋染織参考館に所蔵されています。
染色参考館では「金小札色々威片肌脱胴具足(きんこざねいろいろおどしかたはだぬぎどうぐそく)」の名称で呼ばれ、「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」の前立と、金の輪貫指物を備えています。
打出しや髭(ひげ)付きの面頬の意匠(いしょう=デザイン)などに東京国立博物館所蔵の甲冑と若干の差異が認められます。
当初からそうだったのかは不明ですが、右手側はだけでなく籠手家地まで肌色(はだいろ)っぽい家地を使って素肌(すはだ)を現しています。
なお染織参考館では前立の経文(きょうもん)と指物輪貫を「蛇の目紋(じゃのめもん)」に見立て、法華経(ほけきょう)の信者で「蛇の目紋(じゃのめもん)」を家紋にしていた加藤清正(かとうきよまさ)の所用との伝来もあるようです。

(画像提供:東京国立博物館



| 甲冑画像No.1 | 甲冑画像No.2 | 甲冑画像No.3 | 甲冑画像No.4 | 甲冑画像No.5 |
| 甲冑画像No.6 | 甲冑画像No.7 | 甲冑画像No.8 | 甲冑画像No.9 | 甲冑画像No.10 |
| 甲冑画像No.11 | 甲冑画像No.12 | 甲冑画像No.13 | 甲冑画像No.14 | 甲冑画像No.15 |
| 甲冑画像No.16 | 甲冑画像No.17 | 甲冑画像No.18 | 甲冑画像No.19 |
| 他武具No.1 | 他武具No.2 | 他武具No.3 | 他武具No.4 | 他武具No.5 |
| 他武具No.6 | 他武具No.7 | 他武具No.8 | 他武具No.9 |
| 足軽胴 No.1 | 足軽胴 No.2 |
| 具足構成 | 用語辞典 | 甲冑紀行 | 展示情報 | 書籍紹介 | 武将フィギュア |
| 甲冑随想 | リンク集 |

甲冑 TOPページへ


© All rights reserved.